タフプレン®・アサプレン®T

スチレン系熱可塑性エラストマー (SBS)タフプレン®、アサプレン®T

タフプレン®、アサプレン®Tとは

タフプレン®、アサプレン®Tは、スチレンとブタジエンのブロックコポリマーです。ゴム的特性、ポリスチレン等樹脂との相容性、成形性などに優れ、最大の需要を有するスチレン系熱可塑性エラストマーとして広範囲の用途に使用されております。

当社は1971年にスチレン系熱可塑性エラストマーとしてタフプレン®を日本で初めて企業化し、その後アサプレン®Tをラインアップに加えて、国内先発かつ最大のメーカーとして最先端を行く新製品の開発を進めて参りました。各種用途に最適のグレードを取り揃え、豊富な経験と長年の技術蓄積をもとに皆様のご要望にお応えしております。

タフプレン®、アサプレン®Tの特長

タフプレン®、アサプレン®Tは、常温では加硫ゴムと同様のゴム的性能を示しますが、加熱するとプラスチックと同様の成形が可能になります。
タフプレン®、アサプレン®Tは

  • 加硫ゴムのような高いゴム弾性を示します。
  • 低温特性が優れています。
  • 各種の被着体に強い接着力を示します。
  • ポリスチレン等樹脂やアスファルトとの相容性に優れています。
  • 溶液粘度が低く、多くの溶剤に容易に溶解します。
  • 大きな滑り抵抗を示します。
  • 架橋させることもできます。
  • 比重が小さく、製品軽量化に寄与します。

タフプレン®、アサプレン®Tの用途

  • ポリスチレンなどの樹脂とのブレンド
  • 各種粘接着剤のベースポリマー
  • アスファルトブレンド:防水シート、道路舗装材など
  • 各種履物
  • その他:多層共押出シート、玩具、消しゴムなど

タフプレン®、アサプレン®Tのポリマーグレードと用途マップ

タフプレン®、アサプレン®Tのポリマーグレードと用途マップ

タフプレン® 物性一覧表

グレード名 A硬度 特長 密度 MFR*1 用途
A 85 高硬度 0.95 2.6

粘接着剤

ポリスチレン改質

アスファルト改質

125 88 高硬度、高流動 0.95 4.5

ポリスチレン改質

126S 91 高硬度、高流動、ブロッキング性改良 0.95 4.5

ポリスチレン改質

*1 190℃、2.16kg
*2 200℃、5kg

*これらの数値は、定められた試験法に基づいて得られた代表値であり、保証値あるいは製品スペックではありません。個々の用途に最適なグレードを選ぶ目安としてご参照下さい

<試験条件>

  • 試験片:圧縮成型2mmシート、ダンベル状タイプ1A試験片
  • ロール練り温度:120℃~130℃
  • 圧縮成型:温度160℃、予熱5分、加圧5分、圧力80kg/cm2、冷却3分
  • 物性測定温度:23℃

アサプレン®T 物性一覧表

グレード名 A硬度 特長 密度 MFR*1 用途
T-411 75 高粘度、高ゴム 弾性 0.94 0 粘接着剤 アスファルト改質
T-432 75 高流動、高剛性 0.94 0.2*2 粘接着剤 アスファルト改質
T-437 75 高強度 0.94 2*2 アスファルト改質
T-438 80 高流動 0.94 25*2 粘接着剤
T-439 83 高流動 0.95 - 粘接着剤

*1 190℃、2.16kg
*2 200℃、5kg

*これらの数値は、定められた試験法に基づいて得られた代表値であり、保証値あるいは製品スペックではありません。
個々の用途に最適なグレードを選ぶ目安としてご参照下さい

<試験条件>

  • 試験片:圧縮成型2mmシート、ダンベル状タイプ1A試験片
  • ロール練り温度:120℃~130℃
  • 圧縮成型:温度160℃、予熱5分、加圧5分、圧力80kg/cm2、冷却3分
  • 物性測定温度:23℃

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