タフテック®

水添スチレン系熱可塑性エラストマー(SEBS) タフテック® H1062

ポリプロピレン(PP)の耐衝撃性改質剤として適したポリマーです。また、PP製フィルムに低温ヒートシール性を付与できます。

用途

形状

  • ペレット

特長

  • 低温特性
  • PPへの耐衝撃性付与
  • 高透明性
  • 高ヒートシール強度
  • 医療用途対応

法適合

  • FDA CFR21 177.1810
  • Regulation (EU) No 10/2011
  • PL確認証明書 No. [B]NM-36424

物性

項目 試験方法 単位
密度 ISO 1183 g/cm3 0.89
MFR 230℃, 2.16kg ISO 1133 g/10 min 4.5
硬さ
デュロメーター タイプA
ISO 7619 °Shore A 67
引張強さ
ダンベル タイプ1A
500 mm/min
ISO 37 MPa 15.0
伸び
ダンベル タイプ1A
500 mm/min
ISO 37 % 670
300% 引張応力 ISO 37 MPa 4.3
スチレン /
エチレン・ブチレン比
Asahi Kasei Method 18/82

※これらの数値は、定められた試験法に基づいて得られた代表値であり、保証値あるいは製品スペックではありません。

PP/H1062/タルクのブレンド物性(代表値)
PPコンパウンド(ブロックPP/タフテック/タルク)物性比較

性能 測定規格 H1062 他社SEBS EOM
スチレン含有量(wt%) 旭化成法 18 13.0
MFR(g/10分)
230℃、2.16kg荷重
ASTM D 1238 17 19.9 15.6
ロックウェル硬度 JIS K 7202 60 52 69
曲げ弾性率(MPa) ASTM D 790
2mm/min
1820 1820 2270
引張強さ(MPa) ASTM D 638
20mm/min
18.0 19.2 20.0
伸び(%) 465 193 129
アイゾット衝撃強さ(J/m)
1/8インチノッチ付(23℃)
JIS K 7110 650 650 449
HDT(℃)(0.45MPa) JIS K 7206 106.2 113.0 112.5
脆化温度(℃) JIS K 7216 -32.3 -27.8 -17.4

EOM:エチレン-オクテンコポリマー
配合:ブロックPP(MFR 30) 65%、 エラストマー 15%、 タルク 20%
コンパウンド製造条件:シリンダー温度210℃
成形条件:シリンダー温度230℃、金型温度40℃、射出時間10秒、冷却時間30秒
※これらの数値は、定められた試験法に基づいて得られた代表値であり、保証値あるいは製品スペックではありません。

タフテックH1062により、PPの耐衝撃性改良、伸び付与、脆化温度の低下が期待できます。
<配合>ブロックPP(MFR30)/タフテック/タルク=65/15/20


  • 条件:ASTM D638
    20mm/分

  • 条件:JIS K7110
    1/8インチ、23℃、ノッチ付き

〈コンパウンド製造条件〉シリンダー温度:210℃
〈成形条件〉シリンダー温度:230℃、金型温度:40℃、射出時間:10秒、冷却時間:30秒

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